奥に案内されて見た光景は、想像していた光景とまるっきり正反対だった。

一樹が想像していた光景は、すっごい厳つい人たちが集まって酒を飲んでいる。という光景だったのだが・・




 「これでどうだ!」




 「へっへーん。ざんねーん、ババでしたァ!」




 「くっそー!もう一回勝負だ!!」




一樹が見たのは、女の子と一緒にババ抜きをしている豪だった。




 「豪ちゃんって喧嘩は強いけどババ抜きはびっくりするほど弱いね。」




 しかも、豪ちゃんってなんだよ!豪ちゃんって!!