「まあ、いいんじゃないの?」
一樹がギロギロと望武を眺めていると、無責任な裕二の言葉がとんだ
ひょうひょうとしている裕二を見ると、無性に尻を蹴りたくなる
さすがに、さっき蹴ったばかりだから我慢するが…
「柚ちゃんと望武が付き合おうが、一樹には関係ないことじゃん」
「ま、そーだけどよ」
しぶしぶ、納得しかけた一樹に、裕二はあ、でもと呟いた
「2人が結婚したら、一樹は望武の兄ちゃん………になるんだよね」
そりゃやだな
と面白そうに笑う裕二の尻を、今度は思い切り蹴り上げた
面白そうに笑うんじゃねーよ!!
しかも、わざとらしく兄ちゃんの後の間を長くしやがって…
お前はあたしに尻を蹴られたいのかよ