「ふぅ・・」




一樹は、やっとこさで家の敷地から出ると、息を吐いた。

 


 「一樹?遅かったね」




目の前には、裕二が立っている。

予想すらしてなかったことに、驚くのなんのって!

 


 「ひゃほーーへーーー」




意味不明な声を出してしまった。

そんな一樹を見て、大きな声で笑う裕二。

一樹は、ムッとして先に歩いていってしまった。