・・・・なんか、恥ずい
「みんな、笑ってたよ。そんで、一樹より馬鹿なやついるのかゲームして盛り上がってた」
・・・・・
なんとなくムカついて、裕二を蹴る
走ってるから、威力はあんまりないけど
そして、何してんだ?あいつら
男子って馬鹿だと、あらためて認識する
そんな馬鹿に馬鹿だと思われてるあたしもあたしだけど
裕二は、そんな一樹を見ながらちょっとだけ笑った
「・・・んだよ」
「そんでね、一樹。そのゲームで負けた5人が・・・」
裕二が、そう言ってもう一度笑ったとき、
「おっ!馬鹿発見~」
「弁当もちゃんと届いてるっスヨ」
そんな声と共に、バイクの音が近づいてきた
「・・一樹に続いて、学校を早退しちゃったみたい」
裕二が笑って言った