「あれ?!本当だ!!」 その少女は、自分の怪我を見ると痛くなって来た様で少し顔を歪めた。 「どうしよう///血、出てるよ!早くお家に帰った方が良いんじゃない?!送って行くよ!」 心配そうな声色で、少年は少女に言った。 「そう…だね…、あっ!!!!ダメ!!その前に私の帽子!!あの木まで風に飛ばされて引っかかっちゃったの!」 少女は、少し泣きそうな顔をしながらも、強い声色で言った。