高校なんて、2年生にもなれば毎日に飽きが出てくるもの。
でも俺の目に映る景色は、輝いて見えた。


「準一~~~!」
後ろから強く抱きつかれる。
「うあぁ!?」
驚いて、つい素っ頓狂な声を出してしまう。


「おっはよ~準一!」
そう言ったのは、俺の悪友(?)、

『相沢セカイ』。




めずらしい名前だと思うが、俺的には…まぁ、キライではない。

「おっはよ~じゃねェ! いい年した女が抱きつくなって言ってんだろうが!」
「何? 照れてるわけ?」

セカイがニヤリと嫌な笑みを浮かべる。