「が、がっ君…わたし、大丈夫だよ!頑張るから…「ダメって言ったらダメだよ。桜に、白雪姫なんて大役無理でしょ」



その言葉は、わたしの心を押しつぶすのには充分すぎた。


いつもの優しい笑顔では無く、真顔で、わたしの頭をポンっと撫でるがっ君。


わたしには、無理って…ーー相応しくないって、言われた気がした。


ズキズキと心臓が酷く痛んで、苦しい。



そんなの、わたしがお姫様なんて、身の程知らずだってわかってるけど……でも、わたしだって胸を張ってがっ君の隣に立ちたかったの。

がっ君の周りにいる綺麗な子たちみたいに、わたしにはなにもないけど、でも……頑張り、たかったのに…。



悲しい…。

一番認めてもらいたかったがっ君に、否定されちゃったんだ…。