「ここ座ろうか?」
「うん。」
やっぱり坂田くんは
やさしいなぁ〜。
でも何喋ればいいんだろ?
なんかいつもは沢山の
人数で喋ってるから、
あんまり気にならない。
んだけど、2人きりって
緊張するんだけど。
「結衣?」
「えっ何っ?」
びっくりするじゃん。
「結衣、緊張してんだ。」
「してないもん。」
坂田くんってなんか
感が鋭いっていうか、
あたしの思ってる事が
わかってるって感じ。
「あっそうそう。今日のお礼。」
あたしは手を出した。
そこにはアメがのっていた。
「ありがとう!!」
アメ大好き〜^^
「結衣アメ好きだよな。」
「なんで知ってるの?」
「結衣の事見てるし。」
「えっ!?」
「結衣の事想ってるし。」
「……。」
これって告白!?
どういう意味で考え
ればいいのかなっ?
そんな事を考えていた。
のに……。
「好きだよ。結衣。」
坂田くんがあたしの事を
好き…………?
えーーーーー。
有り得ないよっ!?
坂田くんっていったら
学校でもモテるし、
かっこいい王子って
感じだし。ってか、
どうしようっ!?