「なんでケンカなんか
してるの?坂田くん??」
「結衣には関係ない
だろう。気にするな。」
ズキッ。
なんかキツいな今の
言葉。確かにあたしは
関係ないけどさっ。
聞いたあたしがバカ
だったかも。後悔…。
「ごめん。キツく言い
すぎた。ただのケンカ
だよ…。」
なんかいつもの坂田くん
じゃないなぁ〜。
「それより!大丈夫?」
「うん。ちょっと血
出てるくらいかなっ。」
「よかった。すごい
心配したしっ。」
「ごめんごめん。」
坂田くんが謝ってくる。
何やってんだあたし。
「ちょっと公園寄って
行かない?」
坂田くんが言った。
「あっいいよ。」
今夕方の帰り道…。
あたし達は公園に向かっ
た。何も考えずに。