「ごめんね、少しここで待っててね」



わたしは、急いで地図を開き、迷子センターを探した。


うーん……。
迷子センター、迷子センター、あった!


今はファーストフードにいるから、右に行けば、迷子センターに到着する。
おうくん、まだトイレから戻ってきそうにもないけど、スマホで連絡が取れる。


まずは、この女の子が最優先だ!



「お姉ちゃんと一緒に、迷子センターに行こ!」



「う、うん……!」



わたしは、女の子の歩幅に合わせて迷子センターへと歩いた。