「……?何してるんですか?」
千住サマは、なぜか冷蔵庫から開いている食パンの袋とレタスや生ハム、チーズなどを出している。
あ、もしかしてコレが今日の夕食とか?
なんだろ、この食材たち。
今日の朝はごはんだったから夜はパンかなあとは思ってたけど、パン使うなら洋風、とか?
パスタとかしてくれそう。生ハム使ったカルボナーラパスタ。
……あ、想像しただけで涎たれてお腹鳴る。
「氷高、そこの竹の弁当箱取って」
「え、竹?……はい」
竹のお弁当箱なんてあったんだ……と思いながら、水切りラックの中にあったそれを手渡す。
それを受け取った千住サマは、パンの耳をそぎ落として四等分に切り、レタスと生ハム、チーズを一口大にして挟むと……すっごい美味しそうなサンドイッチの出来上がり。
「……これからピクニックにでも行くんですか?」
「氷高、お前バカだろ」