「……え、わ、私もですか?!親子水入らずのところに思いっきり水しか、いや、油しかささない気がするんですけど!」

「話の会話がスムーズになりそうだな」



そういう意味で言ったんじゃない!!


絶対行きたくない意志が伝わっているはずなのに、ここに来て茶化す伽夜に、思わず叫びそうになって、ぐっとこらえる。



「私いらないじゃないですか!気まずい空気になるの必須事項ですよ?!」

「お前は空気読まないから大丈夫、いける」

「なんの保証にもなってないんですけど!あとサラッとディスらないでくれます?!」



伽夜の手は止まっていないのに、私は説得に必死で止まったまま。

なんなんだろう、この余裕の差は。



「私、いらないことしか言わなさそうです……」

「俺が居候してること以外は別に話してもいいだろ」

「それを話しちゃいそうなんですってば……」