それから…私は椋くんとよく帰るようになった。
それから、椋くんに部活が終わったら最初に会った時のベンチに来てくださいと言われた。

ーそして

「千冬先輩!俺と良かったら真剣に付き合って下さい!」

と手を出して言われた。

私は初めてものすごくドキドキした。一条先輩の時とは違うのは素直っていうことだと気づいた。


「はい、いいよ!」

と私は言った。そして手を握り合った。

椋くんは私の手を握って、しゃがみ込んだ。
そして、

「手を出して下さい…///」

と言われ、私はえっ?となって手を出したら付けられたのは指輪だった。

私は椋くんと微笑みあった。

「椋くん!早いよ〜。私たちまだ高校生だよ??」

へへへッと椋くんは頭をかいて笑った。

「こうでもしないと千冬先輩取られちゃいますから」

と言った。私は顔が熱くなった。

end