ルナに手を引かれ、ルナと私はベッドに腰かけた。

窓からは月明かりが照らし、お互いの顔がよく見えた。

静かな夜だ。まるで世界には、私とルナしかいないように。

「そうか。明日にはワルシャワに…」

ルナはなぜか私と目を合わせようとしなかった。ぼんやりと、窓の外の月を眺めている。

「クリスマスなんだよ。四年後のコンクール。ルナはどう? お巡りさんになる夢」

私が言うと、ルナは着ていた黒いシャツの一番上のボタンを外した。

「脱がせろよ」
「えっ!?」

ルナは私に近づく。

「いいから」

言われるがまま、私はルナのシャツのボタンを外す。

徐々に露になる、ルナの細くも美しい筋肉。

全て外すと、ルナはシャツを脱いだ。

これから何が起きるのか? 胸がざわざわする。