こんなザ・女の子って感じで可愛くてフワフワした癒し系の夏美に恋しない男子なんて居ないもんね!


私と美琴お墨付きの可愛さだよ。


「その、…つきあってはいないけど」


けど?

モジモジと恥ずかしそうな夏美は私の中で自然とタレミミの可愛いうさぎと重なる。


「お友達からで、いいからって…だからまだそういうのはないかな」


「お友達かあっ!うんうん、私、応援するよ!」


こんなに照れてる夏美、初めて見たよ。


「……ちなみに相手は?」


美琴がコソコソっと夏美に近づく。


姉貴肌の美琴はこういうところで謎の過保護が発動する。


見極めってところかな。


「2年の…佐川先輩」


「佐川先輩って、えっ…あの、生徒会の?」