告白するのは、今日と決めた。
ふたりきり、最後の日。
休日で学校も用事もない。
珍しく7時に目が覚めた私はベッドの上で心を落ち着かせる。
特別な場所へはいかない。
私たちみたいにのんびりと。
でも、特別な日に。
もちろん告白なんて人生で初めてだし、大きな一大事。
緊張しないわけじゃない。
「あれ、どうしたの?なにかあった?」
1階におりると奏太が朝ごはんを作ってくれていた。
トーストのいい匂いにつられてふらふらと引き寄せられる。
「……っと」
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