麻衣が他のやつのものになるなんて考えられない。


正直なところ俺は焦っていた。


まだ麻衣は俺のものではない。


付き合いたい。


でも麻衣は俺のこと恋愛対象として見てないだろう。


「……やっぱり、言うしかないか」


結果的に麻衣に嫌われるかもしれないけど…
でも、俺のものにしたい。


できれば母さんたちがいないこの期間に…。


俺は麻衣の分のココアを持って部屋に向かった。