私が見たかったラブストーリーを一緒に見てもらう事に。

 氷楽くんは、優しいなぁ。



 しばらく映画を見ていると、

「うげっ。キスしてんじゃん」

 そんな氷楽くんの声が聞こえて来た。

「ご、ごめんね!いやだったよね、恋愛もの。」 

 私は小さい声で氷楽くんに謝った。

「あーそうじゃなくて、」