「では、生放送1分前です！」
澤田さんの声に空気がピリッとする。
これから三時間の長丁場だ…。
「スゥーッ。」
「本番前、3.2.1」
『"Devilish Kiss."特別企画、
年越し三時間生放送スペシャル！！』
「皆さん、こんばんは！レンです。
年越し、最高に盛り上がりましょう！」
「皆さん、こんばんは。ホタルです。
俺の許可なく、勝手に寝んなよ？」
キラキラ笑顔の霧島君…いや、レン君。
そうだ、もう蛍もホタル君…なんだ。
「今回のゲストを紹介致します。
白狐、冷さん。黒狐、魅月さんです。」
「こんばんは、冷と申します。
今宵はゲストとして活躍できますよう、
微力ながら精一杯、精進致します。
どうぞよろしくお願い致します。」
「皆さんこんばんは！魅月です。
今夜は"Devilish Kiss."のお二人の、
意外な一面も沢山見られるでしょう。
みんなで楽しい時を過ごしましょう！
どうぞ、よろしくお願い致します。」
こうして始まった生放送…。
始めはミニゲームなどで盛り上がった。
ミニゲームで最も人気だったのは、
意外にも低コストな絵しりとり…。
