ー大晦日当日ー

私達は準備の為に普通に午前集合。

大まかな流れの確認とゲームのルール、

注意事項を細かく全員で確認した。

「とにかく"Devilish Kiss."の二人は、
キャラを崩さないでくださいね~!」

『はーい』

「大丈夫なのかしら…三時間も。」

「さぁ?勝負事とかついポロっと、
なんてこともありそうだよね~!!」

まぁ、素も充分魅力的だし、

バレても良いと思うけどねぇ~。

本番の一時間前から着付け開始。

私が着た着物は黒地に南天が描かれた、

シンプルだが美しい着物。

「うん!魅香さんは美人さんなので、
シンプルでも地味には見えませんね!
上品な女性って感じで素敵です!!」

麗菜が着た着物は白地に梅が描かれた、

華やかで可愛らしい着物。

「麗菜さんは高嶺の花な雰囲気なので、
可愛い柄の着物をお召しになると、
穏やかな女性って感じで素敵です!!」

髪型も着物やお面に合うように、

試行錯誤して結ってくれた。

「うん!お二人共、お似合いです!!
…とても綺麗、着物も喜んでます。」

私達は華美ちゃんにお礼を言い、

蛍たちのもとへ向かった。