「お待たせ」


 ガチャッとドアが開く音がして。
 飲み物を持ってきてくれた太鳳くんが部屋の中に入ってきた。


「ありがとう、太鳳くん」


 テーブルに飲み物を置いている太鳳くんにそう言うと。


「よかったら、これも」


 太鳳くんはそう言って、お菓子も置いてくれた。


「ありがとう、美味しそう」


 お菓子はクッキーで、固めのいちごジャムがのせてあるもの、チョコチップが混ざっているものなどがある。


「いただきます」


 そう言って、まずは飲み物を飲む。
 飲み物はミルクティー。


「ミルクティー、すごく美味しい」


 そう言うと。
 太鳳くんは「そう言ってもらえてよかった」と微笑んでいた。


 次にクッキーを食べる。


「クッキーも、すごく美味しい」


「よかった、彩音に気に入ってもらえて」


 太鳳くんはより笑顔になった。