声のする方へ足を進めた瞬間
ヒビが入った音が聞こえ
私は振り返ると
ヒビが入ったさっきまでの映像


「あ…だめ…待って…」

割れ始め私は声とは真逆のほうに走り出した
ガラスを掴んだはずが私の手には
お母さんの手を掴んでいた



やっと…やっと掴めた…


「お母さん」



「瑠美…こんなに早く会いたくなかった…」



「え…?」

お母さんは私に会いたくなかったの…?
なんで?


「来て?」

私はお母さんの手に導かれある1つの
映像が流れていた



そこに映っていたのは…