「阿木野さん！こんばんは！かなと兄さんに途中で会ったんですね！さぁ、椅子に座ってください。昨日作るはずだったカツを作っているので少々お待ちを！」

しずかは悟を椅子に座らせ料理を始めた。

「阿木野さんにまた会えるなんて思わなかった。こんな家ですけどゆっくりしていってください。」

みちるはそういい、勉強を始めた。


「しずかさん、すみません、昨日と今日といいごちそうになって…」

悟は手伝おうとキッチンへ向かった、しかし、しずかは驚いた表情で悟を見た。

「あっ、いえ！謝らないでください！私はまた会えて嬉しいです。そして、名前で読んでくれたのもとても嬉しいです！」

なぜ、驚いた表情を見せたのかわからなかったが、理由を察し頬が熱くなる悟であった。