「そう思っていただけて嬉しいです。しずかは一昨年の事故から視界が霞むようになったんです。手術すればなおるんですがね、借金返済のためにお金を払っているんですがねあと少しで返済が終わるんです。ほんと、しずかには申し訳ないですよ…」

かなとは顔をふせながら言った。

「かなとさん俺のことは名前でよんでもらってかまいません。俺になにかできることはありませんか…俺も力になりたい…」

かなとの顔をみて強くそういう悟、


「えっ！いやいいですよ！人様に迷惑かけられないし、身内の事だから…」

あははと笑い、大丈夫と言った。

「別に迷惑じゃありません！」

「しかし…」

悟の熱意がすごく、どうしてここまでいってくれるんだろうと思うかなと、