夕日が落ちキール村は子供の帰りを待つ親で広場はいつも以上に賑やかだった。
馬車が3台到着した。


レビィ
「おい。クロエ着いたぞ。」

クロエとメルは寄り添って寝ていた。

ママが馬車の中を覗いた。

ママ
「レビィおかえりなさい。あら、クロエ友達が出来たのね。」

メルのお母さんも馬車に覗き込み眠ったメルを抱いた。ママも眠ったクロエを抱きメルのお母さんに別れの挨拶をした。

レビィ
「ママ....大変だったよ。」

ママ
「どんな事があってもうちの子よ。」

ママはクシャっと笑った。

ママ
「今日はこの子たくさんはしゃいだんじゃない?この様子じゃ今日起きないかもね。」

レビィ
「ママ、あのね、俺、メルーン王国で騎士を目指すよ。」

ママ
「それは私じゃなくパパに言わなくちゃね!」

レビィ
「そうだね。」

ママは眠ったクロエを見て微笑み赤い家に入った。