「体育館で自己紹介した時、優愛ちゃんの事すぐに分かったよ。」
目が合った気がしたのは、勘違いでは無かったらしい。
「やっと会えたって嬉しくて、気持ち抑えられなくなっちゃったんだよね。」
「それで、あの告白に繋がった訳ですか。」
「そうそう。丁度図書室に入ってく所見て、チャンスだって思ってね。」
「誰かに聞かれてたらどうするんですか。今だって、誰に見られてるか………。」
私、この人のせいで退学になるのとか嫌なんだけど。
「それは大丈夫!なんたって、俺の親父が理事長だから。」
またまた爆弾発言をした先生を、ポカーンと口を半開きにさせて見つめる。
うん、今絶対間抜け面してるわ。