「可愛い顔をしているのに、無表情で儚げで、俺が守ってあげたいって思ったんだ。」
「そう、だったんですか………。」
若干引き気味の私をよそに、先生は話を続ける。
「しばらく見てたけど、俺次の日も仕事だったから、帰ったんだ。それからあの公園で優愛ちゃんを見かけなくなって。優愛ちゃんが着てた制服で高校はすぐに分かった。だから俺は、前働いてた高校を辞めて、この高校に来たんだ。」
「………それ、完全にストーカーじゃないですか。」
「だから、人聞きの悪い事言うなって。また会いたかったんだよ、優愛ちゃんに。」
鳥肌が凄いんですけど。
何、この人、私が思ってるよりも危険人物?