先生はまた一口コーヒーを飲むと、ふぅ。と一息吐いて、また口を開いた。
「去年の秋頃、優愛ちゃんが制服姿で公園に居る所を見てね。21時頃だったかな?なんでこんな時間にこんな所に居るんだろ?って思って、しばらく目が離せなかったんだ。1人だったしね。」
あぁ、まぁ、あんなのは日常茶飯事だからなぁ。
「で、ふと優愛ちゃんが俯いていた顔を上げたの。そしたら、凄く可愛くて、一目惚れしちゃって。おかしいよな、大の大人が女子高生に一目惚れするなんて。」
先生は苦笑いをする。
「まぁ、普通は無いですね。」
一目惚れされたって言われても何も感じないけど、とりあえず先生の話を耳を傾ける。