悠生くんの手際がいいこともあって、スムーズに進む
というか、そもそも釜にお米と水を入れたら、後は火が消えないように見ながらお米が炊けるのを待つだけだから、しなくちゃいけないことはそんなに多くない
先生の話では、お米が炊けるまでは20分くらいだったっけ
その間、少しでもカレー班を手伝った方がいいのかなと思ったけど、周りの子はみんな火の近くに座ってお喋りをしている
火が消えないように見ておかなくちゃいけないんだし、その方がいいのかもしれない
「そういえば、俺の事心配してくれてたんだって?」
2人で火に当たりながら、他愛もない話をしていると、突然発せられた悠生くんの言葉
何のことか分からなくて、小さく首を傾げる
「ほら、テストの時、学校休んでた時にさ、樹から聞いた。ありがとな」
「あ、ううんっ
お礼言われることなんてしてないよ」
まさかそんなことでお礼を言われるとは思わなくて、慌てて首を振る