「ちょっと…龍!?どこ行くの!?」

「あっ、ご、ごめん」

悲しそうな顔をした龍がいた。

「ねぇ?最近龍おかしいよ?何かあったの?もしかして慎にぃの事?それならなんに…」

「ちげーよッ!!」

初めて見る凄い剣幕の龍だった…

「ごめ…ん。でもあいつ結構ヤバいって…」

「なんなの!?慎にぃのどこがいけないの!?ただの従姉じゃない!!龍のバカッ!」
私は逆ギレして走りだした。