初めまして、こんにちは、こんばんは、お久しぶりです。

澪夜です。


「私と貴方の壊れた時計」を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


表紙にも書いておりますが、この作品は、来栖璃稀様と蒼空様が企画されたアンソロジー企画の参加作品です。


テーマは、切ない恋。


これを見たとき、素直にやってみたいと思いまして。


私、切ない恋をよく書きますので。

これはやらなきゃ!と使命感のようなものが……


まあ抽選で決まった参加ですけどね。


さて、その企画の存在を知って、私はすぐにどんな切ない話を書くかを考え始めました。

ええ、参加は決まっていないのに。


いろいろ考えました。


切ないから……病気系?

いやいや、片想いでしょ。


……どっちも書きましたって。


つまり、思いつかなかったんですね。


そのときです。


私は、筆箱の中で役割を終えたある物を発見しました。


そうです、腕時計。


早紀より酷いですよ、私の腕時計の居場所は筆箱の中ですから。

そして時間の確認はいつもスマホでしてましたから。


大切に出来なくてごめんなさい、どころじゃないですよ、ちゃんと使ってあげなくてごめんなさいですよ。


えー……なんの話でしたっけ。


誕生秘話的なやつですね。


まあ、私はその止まった腕時計を見て思ったのですよ。


「ちゃんと使ってあげなくてごめん、今までありがとう」


ははは、どの口が言う。


そして次の瞬間です。


「あ、この感覚、小説に使える」


腕時計は消えました。


とまあ、そんな感じで、この作品は出来上がったわけです。


ちなみに、結末にはずっと悩んでいました。


仲直りしてハッピーエンドか、結局別れるか。


悩んだ末に気付いたのです。


ハッピーエンドにしたら、この作品に切ない要素がないじゃないか。


そういうわけで、あの結末です。


適当でごめんなさい…笑


さてと、長くなってきたので、この辺にしましょう。


読者様の大切な時間を、私の作品に使ってくださりありがとうございました。

またどこかでお会いできますように。


2020.10.18 澪夜