あ……。 そっか。

……そうだよね。

今、なんか…すごくスブリって…刺さった。

〝また屋上で吐くぞっ!〟

邪魔者?って…私?

「まさか…本気で自分だけが愛されてる、なんて思ってないよね。」

エリさんの口調は…甘くてしなやか。

内容はひどくきついのに…すごく甘い口調。

「光留の子供がいるのは私だけだし…光留の身体にわたしが刻まれてるのも…知ってるでしょ。」

自分を見失いそう。

エリさんって…まだ光留のことを?

心…耐えきれない。

事実なだけに、キツい。

分かってるだけに…何?って思う。

「おいっ!!エリっ。勝手なことすんなよっ。」

息を切らせる光留の姿を捉えると心の涙腺が崩壊する。

光留ぅーーーーーーーー。

心が…限界。