「いった〜いなんすっつかて薫。」

あたしの目からゎ違う意味での涙が溢れていた。


「いつまでないちょっつかてなんがあったかしらんけんお前らしくねぇかい」


薫ゎ少し顔が怖かった。



「…………。」




「……………。」





しばらく沈黙が続いた。




最初に口を開いたのゎ…
あたしだった。



「だかいて叩くことねぇやろこれでも恋する乙女やっつぞもうちょい優しくあつかわんかボケー」




あたしゎ笑いながら言った。



すると薫ゎ笑いながらあの愛しい人の名前を呼んだ。

「雄介〜」



…薫のくそが


「お〜りお……ってどしたその顔ゎ」


雄介がびっくりしてあたしの顔を見つめている。







…キャーそんなに見ないでよ





「さっきそこでこけて泣いた」




「お前ちげぇやろうが」
薫があたしのほうを見て言った。




「りおゎなぁー………」


「あァァァァァァァァァァァァァーーー」
あたしゎ大声を出した。


「っるせーなお前いきなりでけぇ声出すんじゃねぇよ」


「いいじゃんなんかもやもやしてたのあスッキリした雄介〜あとで放課後話せる?」




「ん〜いいよあっでも今日早苗と帰らねかんかいちょいしか話せんゎごめんね」




やっぱ早苗にゎ勝てんな…



「う〜ん…やっぱいいや邪魔になるしまた今度にする」





雄介ゎ少し考えた顔をして…



「わかったごめん」



やっぱり…
あ〜また泣きそうになってきた…



「ぅぅん。」





あたしゎ薫のほうをじっと見た。



薫ゎあたしの目線に気づいたらしくニコッと笑った
そしてその笑顔ゎ雄介のほうに向けられた。



「雄介〜そろそろ教室戻らんと帰りの会はじまるじ」




……薫



「おまじや」