「りおどした」

香苗ゎいつも通りあたしを笑顔で迎えてくれた。


「香苗…あんね〜…」


あたしの話を聞いていくうちに香苗の顔から笑顔が消えていき…


あたしの目からゎ一粒の涙が流れた。


夏の日差しで黒く焼けたあたしの頬をまるで優しく優しく撫でてくれるように涙が流れていく。




「うちがもうすこし素直になれば…素直に自分の気持ち伝えればよかった…ヒクッヒクッ…香苗どうしよう」



みんながあたしを心配そうな顔で見てる。


「長友?」


誰かがあたしの名前を呼んだ。


あたしゎゆっくり顔をあげた。



遼だ。




「は…るか?」




「長友なんで泣いてんの?さっきまでわらってたのに…」



あたしが答えようとすると…

香苗が無理しないで。と言ってくれた。



あたしゎ頷いた。



「近藤君にゎなんも関係ないから」



香苗がすこし強めに言った。




遼ゎ少し悲しそうな目をしてどこかへ行ってしまった。





なんか悪いことしちゃったかな…



あたしゎ遼の大きな背中を見ながらそう思った。





すると今度ゎ薫があたしの背中を思いっきり叩いてきた。