「お待たせ致しました」


料理を運んできてくれた店員さんの声を合図に、2人の言い合いも終わり、私たちはご飯にした。


「なる、口開けて」


シフォンケーキが美味しくて大事に食べてると、そう言われた。


言われた通りに口を開けると、あと一口のサンドウィッチを入れられた。


「甘い……」


ホイップクリームとフルーツが美味しい、フルーツサンドだ。


「美味しい」


「相変わらず、見せつけてくるねー」


からかうように由依が言う。


「そんなことない……」


なんか恥ずかしくなって、顔が赤くなる。


「そんな2人にプレゼント」