「キミカの隣芹沢だっけ?」 「うん。雅はたしか古泉と葛原に囲まれてたよね」 「そうなんだよねえ。アイツらよってたかってうるさいからなぁ」 雅は腕を組んで顔を顰めたが、ここのところ雅は古泉と仲が良い。 付き合ってるの?って聞いたらまさか、って首をめいっぱい振って返ってきたけれど。