そんな声が私の方まで聞こえてきて、私も芹沢の後に続くように椅子から立ち上がって追いかけた。 「芹沢!」 廊下に出ると、みんなまだ昼食中だからかあまり外に出ている人はいなかった。 私がそこそこ大きい声で芹沢を呼ぶと、芹沢は、ん?とこちらを振り返った。