酒に溺れ、ホストの世界にまた救いを求めた時、エリコさんは面白いように、俺をセックスへと誘い込んだ。

当然俺は断る理由もなく、エリコさんの体を抱いた。 

エリコさんとのセックスが始めてだったが、エリコさんの手慣れた誘導は、震え上がる快楽と、俺の存在を証明してくれた。

初めてだった俺に、様々なことをエリコさんは俺に教え込んだ。

「ホストはある程度セックスが上手くないとダメなのよ」

「自分本位のセックスはしないで」

「いかに女を歓楽へ導くか、忘れないで」

「女なら誰でも感じる部分はココよ」

俺は隅々までエリコさんの体を見尽くしている。

女の体をここまで隅々と見たのはエリコさんが始めてだ。

普通なら恥ずかしがって見せない部分でもエリコさんは俺に見せてくる。

見せてくるだけではない、愛撫するように要求する。