お袋は逝ってしまった





死因は急性心筋梗塞だったそうだ




病院の先生が教えてくれた




過度の疲労やストレス、睡眠不足から発病することがあるそうだ





おふくろの体はいつ倒れてもおかしくない状態だったと先生は言っていた









俺は自分を責め、親父を憎んだ







なんでもっとおふくろの体を労わってあげられなかったのか





俺がもっと早くに打ち明けていれば、あんな体になるまでおふくろも無理する必要なんてなかった











おふくろがいなくなり、俺の存在もなくなった



今まで俺はおふくろが居たから、おふくろのために生きてきた



おふくろに必要とされているのが俺の生きる源だった






俺はこれからどうやって生きていけば良いのだろうか










自分だけの人生なんて、俺はいらない……