この体を密着させた柔軟体操が親近感を沸かせたのか、その日から俺と拓真はよく話すようになった。

俺は独りでいる事にも慣れていたし、やるべきことがあったから無理をしてまで友達を作ろうとはしていなかったが、拓真は事あるごとに俺に話しかけ、気がつけば学校にいる時間はほとんど一緒に過ごしていた。