「今度……拓真の家に遊びに行ってもいいか……?」

「おう!お前忙しいとか言って全然俺に会おうとしなかったもんな。今度絶対遊びに来いよ。っつーか、お前店のことはどうすんだ?オーナーお前のこと探してるみたいだったぞ。辞めるなら辞めるではっきり言わねーとオーナーのことだからお前んちにまで探しに来るぞ」

「……分かった。拓真にも迷惑掛けちまってわりーな。オーナーに電話しとくよ」

「それが聞けて安心したよ。それじゃ、今度遊び来いよ!お前に家庭の味ご馳走させてやるよ」

「なんか拓真偉そうだな」

「お前には負けるけどな」

俺と拓真は笑い合い、拓真は家族が待つ家に帰って行った。