卒論の参考文献を探すために図書館にいると、
ポケットでケータイがふるえた。
受信メール:奈津美
『今日何限まで?』
僕が今日の講義はないことを返信すると、
すぐに返信が来た。
『4限が空きなんだけど、
5限までつきあってくれないかな?』
図書館の前で待ってて欲しいと返信をし、
僕は手にしていた文献をすべて貸出カウンターへ
持って行き、学生証を出して手続きを済ませた。
惜しげもなく奈津美の事を優先している自分に、
彼女への気持ちを改めて実感した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…