「石橋アミはどいつだ!」



いきなり知らない男が現れて、アミを探し出した。



突如現れた50代ぐらいの男の手には、ナイフ。




皆突然現れた男に、クラスメイトを差し出すことは無くただじっ、と耐えた。



「アミが何かしたの?

物騒な物は下げて出て行って。
警察を呼びますよ!」



私だけが、アミを守れる。



「石橋アミは、俺の店から現金を奪った。
そしてーーーー俺の妻は自殺をしたんだ。
許さねー」



店ーー?


万札だらけの財布を持つアミには、万引きなんてありえないと思った。



「防犯カメラに、俺の店のレジから万札を奪ってく、石橋アミの姿を確認した。
この中にいるはずなんだ!」


探し始める男。


男の手には、ナイフと写真。










「あの子だよ、あの子が石橋アミ」





アミ自身が指を指したのはーーーー私。





アミーーーー?




少し俯き加減に顔を隠したアミは、私を指さした。