"分かりました。

幸せアプリを"削除"実行します"ーーーー












何か変わったことある?



スマホをみた。






声が聞こえてスマホを、見たらーーーー




幸せアプリは消えていた。






そしてーーーーーーーー



「なんで?」





灰になったはずの財布が
綺麗なまま、地に落ちていた。






"あなたは幸せアプリを、頼らずにこれから頑張って行こうと思ってるその強さに。
あなたが大切って思ってるモノを返します"。





幸せアプリは、、




幸せアプリだった。




私には幸せアプリだった。






「ありがとうございます」





私は戻ってきた財布を抱き締め泣いた。