私は眼を覚ました。

最初に目についたのは、先ほどまで元気に動き回っていたモノの、無残な姿である。

どうやら、死んでいるらしい。


他に視界に入ってくる光景を確認した。

景色に色はなく、また形も安定していない。

目を離すと、ぐにゃりと歪んでいる。

私は、そこから顔だけを出していた。