「なあ、脱がしてくんないの?」


「脱がさないよ冗談って言ったじゃん……。てゆーか、なゆの漫画勝手に読んだでしょ……」


「うん。お前いつもあんなことばっか考えてるから、テストの点悪いんじゃないの」


「しょ…しょうがないじゃん、好きなんだもん……」


「へえ」



にやり。
妖しさが増した笑顔にドキ…とした。




「あんなやらしーことが好きなんだ」



え?
はっ……!



「ちがっ、あの作品! が! 好きなの……っ」

「うん。だからそーいうことだろ」



そーいうことじゃないよ!
って言いたいけど、あんな甘々全開の内容を見られたあとじゃ、うまい説明の仕方が見つからない。