愛斗くんの死から1週間、茜くんが退院する



茜「やっと病院からでられる〜」



龍「うっさいぞ」



茜「棗、明日一緒に学校行かないか?」



棗「え?」



茜「愛斗の事もあると思う。でも、愛斗も棗に学校行って欲しいんじゃないのか?」



棗「...僕、人が怖いんだ...」



棗「小学1年生の時に病気ってわかって、そしたら学校の友達もクラスメイトもみんなみんな突然、僕を避けるようになった。雑菌扱いされたんだ。」



茜「親には、言わなかったのか...?」



棗「心配かけることなんか言えなかったッ...」


棗「親もね、最後は沢山心配してくれた。でも、こんなんだから、嫌われた。本当は優しいのみんな。皆。」



茜「そっか...」



龍「棗、俺らが一緒に居るよ。」



棗「え?」



龍「先生に聞いたんだ、棗のクラスはどこだって、そしたら同じクラス」



茜「運命だな!」



棗「あはは...そうかな...?」



行ってみよう。愛斗くんと約束したんだ。がんばるって。