月日が流れてもたまに連絡を取り合う仲になった。
私たちはお互い一つ学年が上がり桜くんは高校一年生、私は中学二年生になった。
[桜くん高校入試お疲れ様〜]
[ありがとう]

桜くんが最近冷たい。なんでだろう。そう感じてるだけかな…、、、

「ねえ咲〜私も友達から聞いたからわかんないんだけど桜くんって由奈ちゃんと付き合ってるらしいよ〜?知ってた?」
「え…桜くん彼女いたんだ」
「あれもしかして咲知らなかった?桜くんのこと好きって言ってたから知ってるかと思ってた」
衝撃的だった。知りたくなかった。私のあの手紙まったく桜くんの心には届いてなかったんだ。だけど私はまだ諦められないまま半年という月日を過ごした。