ーーピッピッピッピッ 一定の速さで流れる電子音。 ツンとくる消毒の匂い。 私はその音と匂いで目を覚ました。 だんだん意識がはっきりしてきて、今いる場所は病院だと言うことが分かった。 (ん…?なに、これ) ふと手を見ると、無数の管が腕に繋がれていた。 口には酸素ボンベ。 どうやら私は倒れて入院していたようだ。