私は頑張ってた。
最も椿くんに好かれる為に。
なのに..なのに....
まあ、これが人生というものですよね.....
「はぁー」
私は声に出してため息をついた。
「私なんかが付き合っても釣り合わないし、迷惑なだけ....」
それは、勿論分かっているはずなのに、、
分かっているはずなのにーー。
「優梨?どうしたの?」
私の後ろから聞こえる優しい声。
「風鈴....」
この人は"凪川風鈴"私の幼馴染みだ。
「何かあったんなら話してごらん?」
風鈴はいつも心を優しさで埋めてくれる。
だから、うち明かすことができたんだ。
風鈴はしっかりと真剣に聞いてくれてた。
私が全て話し終えると、風鈴がいったんだ。
「じゃあ、俺と付き合わない?」
えっ......?